風呂場がうんこくさい

のだ。今我が家で大問題となっている。だって風呂場のドアをあけたとたんに、うんこの匂いがするのだ。「なんでこんなにくさいねん」「そんなん知らんわ」と奥さんと言い合ってるうちに離婚するしないまでの話になって、さすがにこれはまずいと思った。だって離婚の理由が「多忙な生活で両者の心のズレ」やら「価値観の相違」等ではなく「風呂場がうんこくさかった」なんて世間様にいえない。そういった観点からしても、なんとしてもこのうんこくさい原因を突き止めないといけないと思った。うちの団地の風呂場は洗濯機と洗面台と風呂がセットになっていて、ちょうどユニットバスのトイレが洗濯機に代わるような感じ。もしや洗濯機の裏か下に何か匂いの原因があるのではないかと思った。もしかしたらそこに”うんこ”そのものがあるのかもしれないし、娘の使用済みおむつがあるのかもしれない。おそるおそる洗濯機をどけてみたもののカビが多少あるだけで匂いの素となるものは発見できなかった。あとはステンレス風呂釜の下部分が唯一、目の届かないところだけど、風呂釜は移動できないし、そもそもそこにうんこなどがあるはずがない。というわけで、風呂場のなかには何一つ、うんこくさい要素は見受けられない。そうすると、どこからうんこの匂いがきてるのだろうか。僕は頭が混乱したが、あるひとつの重要な事を忘れていることに気づいた。風呂場のドアのすぐ隣に娘の使用済みオムツを捨てる専用のごみ箱があるのだが、そのオムツごみ箱に顔を近づけて匂いをかぐと真正のうんこの匂いがするのである。匂いはここからきてる!そうか!うちは風呂場の換気扇を日中回している。その吸い込む力でドアの通気孔を通って風呂場にうんこの匂いが充満するのだ!たぶんこの仮説はあっている。でも、狭い我が家にオムツごみ箱を他に置ける適当な場所が風呂場のドアの隣以外にはない。だって、うんこの匂いを発する物体を台所には置けないし、玄関にも置けない。だから我が家の風呂場はうんこくさいままだ。さて、この日記で僕は何回”うんこ”と書いたのだろう。最後まで読んでくれて本当にありがとう。