府中 2 - 1 浦安

府中の総合体育館で催されたFリーグ第21節、府中アスレティックFC×バルドラール浦安を観にいってきた。どういうわけか、ホームだけど試合が行われることが少ない府中総合体育館での試合。(駒沢が多い)ずっと行きたいなと思ってたけど、なかなか条件があわず行けなかったが今シーズン最後のチャンスに運よく観戦することができた。
 
さて試合はというと、めちゃくちゃおもしろかった。応援してた府中が勝ったというのもあるけど、感動してちょっと泣きそうになったよ。
13連敗中でダントツ最下位および、今期最後の府中開催もあって何が何でも勝ちたい府中は、試合開始から間もなく、清水誠(府中)のゴールで幸先よく先制。この時、アリーナ席に向かって指を差して駆ける清水の姿がかっこよかった。序盤は攻勢にでたものの、地力で上回る浦安に徐々にボールを回される時間が多くなる。浦安のゴールハンター稲田(昨年の得点王)に狭いコースを狙った強烈なシュートで同点にされる。このシュートはちょっと凄かった。そこ狙いますかって感じ。小野(府中)が浦安のゴレイロ接触。これで小野が足を痛める。同点で前半終了。
後半はほぼ浦安ペース。この日の審判は接触プレーはほとんど流していて、次第に試合は荒れ気味になる。「今のをなぜファールをとらないのだ!」と稲田(浦安)がキレて報復プレー。たしかにみていてちょっと流しすぎていた感はあり、イエローの1枚、2枚は出してもよかったのではないかと思うが、そのおかげでベンチ、選手、観客ともに会場内の熱が次第にあがっていく。そんな中で、宮田(府中)が左サイドから小気味よく中に切り込んで右足でシュート。これが決まる。府中逆転。リードしてからは浦安の怒涛の猛攻。フィールドプレーヤーの稲田(浦安)がゴレイロのユニを纏いパワープレー。際どいシュートを打たれる度に、会場内に悲鳴と歓声。府中はゴレイロ石井を中心に必死に守る。孤軍奮闘していた感が否めない会場DJの「アスレーティック!!」という掛け声にも観客が応えはじめる。最後のブザーが鳴った瞬間。清水誠(府中)はその場で倒れこみ顔を手で覆って泣いていた。清水は去年まで浦安に在籍していたので、この一戦に想うものもあったのだろう。ここでぼくの涙腺も危うくやられそうになった。
 
試合終了後、びっくりしたことがあった。体育館室を出ると、今の今まで試合をしていた選手が額に汗をにじませながらユニフォーム姿で観客をホールで出迎えていた。いつもやってることなのか、勝ったからやってることなのかわからないけど、これにはちょっとテンションあがった。フットサル日本代表の上澤(府中)や小野(府中)が普通にファンサービスしてたけど、狭いホール内、たいして混乱も起きず。あと、岩本昌樹(浦安)もちょこっといた。(この人のフットサル本3冊ぐらいもってる)総合体育館までは車で行き、郷土の森の臨時駐車場に停めることができた。駐車料金は無料。これは嬉しい。また行きたい。