浦和 1 - 3 G大阪

ACL(アジアチャンピオンズリーグ)準決勝第2戦、浦和×G大阪埼玉スタジアムまで観にいってきました。自分史上最高にしびれたサッカー観戦でした。自分があの日あの場に居れたことを本当に嬉しくおもう。フットボールの神様に感謝。

・試合前
試合開始1時間前に埼スタについたんだけど、アウェイゴール裏は8割がた埋まってた。観戦はずっと立ち見だった。



埼玉スタジアムのコレオグラフィ
FIFA のアンセムとともに選手が入場してきたときは鳥肌がたった。浦和の見事なコレオグラフィは大事な一戦をさらにもう一つ高いステージへと引き上げてくれる。このゾクゾク感。もうたまらんかった。ガンバサポということを差し引いても、ひとりのサッカー好きな人間としてこんな場を作ってくれた浦和サポーターと埼スタに心からありがとうと言いたい。




・浦和の圧力
埼スタの雰囲気に威圧されたのか前半は押されっぱなし。空中戦の競り合いでことごとく負けてセカンドボールも拾えなく、冷や冷やの展開が続く。終始劣勢であった前半をなんとか1失点で凌いだことは大きかった。

・高原
浦和にくる前は、日本人FWで一番好きな選手は?と問われたら「高原」と即答してたぐらい高原好きだったぼくですが。浦和にきてからというもの、ぼくの中での高原はだいぶその存在が薄らいでいた。1点目を決められたときはショックで一瞬埼スタの歓声が聴こえなくなった。「うあぁ。そうか。浦和には高原もいるんだ」と妙な思いにとらわれる。

・山口のヘディング
山口の空中での強さ&ヘッド得点能力はJリーグでもトゥーリオや阿部に並んで随一だとおもう。ヘディング能力とは空中戦においてより高い位置でボールをとらえ、なおかつボールをコントロールして思い描いたところに飛ばす能力のことをいう。これをぼくはウイイレで学んだ。

・アキラ采配
安田の試合後インタビューで「試合中にシステムが4回ぐらい変わった」とあって。おい。そんな変わってたんかい!と驚いたが、後半はこのフォーメンションの変更で流れがよくなったのは間違いない(なんで良くなったのかはよくわからんが)やっぱ監督も大事な戦力なんだよなぁ。試合後サポーターに挨拶にきたアキラが帰っていくとき「西野!オレ!西野!オレ!」のチャントを背にポケットに手をつっこみながら歩いてる後ろ姿がかっこよすぎた。やっぱ監督って見栄え大事だよなぁ。

・ロスタイムの恍惚
遠藤が美しいパス回しから3点目を奪い、浦和の戦意にもかげりがみえたロスタイム。ガンバサポーターの応援は声をださずに、ゆっくりとしたテンポの手拍子だけになる。試合終了のホイッスルまでのあの時間。この至福の時がいつまでも続いたらいいのになとおもった。

・ハイタッチ
この試合。ガンバのゴールが決まるたびに大興奮で、右、左、前、後ろのガンバサポ同士でハイタッチをしたり抱き合ったりして喜びをわかちあった。実は僕これ初めての体験。普段のJリーグでは座って観てるのでそんなことはまずしない。だってオイラこの27年間永遠のシャイボーイとして生きてきたんだ。でもこの試合は特別だった。抱擁はさすがにできんかったけど、ハイタッチはしたよ。ハイッタチいいね。俺ハイタッチ好き。左の女の子がかわいかった。でもこんなに興奮できる試合はそう無いし、たぶんもうやらないだろな。試合終了後も誰とも知らぬサポ同士で自然発生的に記念撮影をしあったり、帰り際には「お疲れさまでした」という言葉が自然にでてきたり、こんなにもサポーター同士で一体感というものを覚えたのもはじめてだった。



・そして決勝へ
自分的にはこの試合直後はもうおなかいっぱいで(精神的な意味で)次の決勝のことは考えられなかったんだけど、選手の試合後インタビューをみてると皆もう目線は決勝を向いてる(橋本のブログでは次のリーグ戦清水戦に向けて意気込んでる)ので驚いた。おし!まだまだ続くわけだ!ガンバ大阪!アジア制覇の物語は!