鍵を閉めたか不安になる

嫁が寝る前にへんなにおいがするクリームをつけてる。なんのクリームやろ。んぼ犬です。

会社の先輩から借りた本、奥田英朗の「イン・ザ・プール」。心の病をもった患者とへんてこな精神科医の主人公がでてくる話。その中に「外出中に家の鍵を閉めたか、タバコの火を消したかどうか異常に気になる」という人の話があった。

じつはこの症状、ぼくもよくあるんです。家から出て行ってから、鍵をちゃんと閉めたとか、ガスはちゃんと消したとか、ものすごく不安になることが。以前、会社を1人で最後に出たあと、10分ぐらい歩いて駅につく頃、急に不安がよぎって、いてもたってもいられず、会社に引き返したことがあった。その時は鍵はちゃんと閉まってましたんだけど。あの時は不安で不安で頭がくらくらするぐらいやった。家を出るときにガスの確認を無駄に2回も3回もしても、外出するとたんに不安がいっぱい膨れ上がるのだ。

この本を読んだとき、あぁ、自分は心が病んでいるのだと自覚した。これはを病気なんだと。そう思ったとき気持ちが少し軽くなった。そして、そういうふうに考え出してからはそういった症状もなくなってきて、今ではほとんどおきない。けっこう人間て自分の中で起こってる問題を問題として認識できていないだよな。逆にそれを認識できたっ時ってのは、その時点で既に問題の半分ぐらいは解決してるんじゃないかな。