昨日は仕事で深夜作業があり、タクシーで家に帰ったのが2時半。奥さんはもちろん寝ていたが、俺が帰ったのに気づいて少し話した。昼間、職場で気分が悪くなって早退したそうだ。旅行の疲れがまだとれてない奥さん。
風呂にはいると3時。寝たくなかった。無性に寝たくなかった。今日という日をこれで終わらすのが嫌でしょうがなかった。俺は今日いったいなにをしたっていうんだ。朝から会社にいって夜おそくまでひたすら仕事。
くすぶった気持ちのまま気休めにとおもいテレビをつける。チャンネルを2周3周しても見たいものはなかった。同じような顔の人間がおなじようことををいっている。最近、人の顔が見分けにくくなっている。みんなどこかみたことでみたよう顔にみえる。映画がやっていた。映画をひさしく映画館でみていない。ああ、映画館に行きたいな。ポップコーンとコーラ。パンフレットを買おうかどうしようか。
テレビは消した。寝ないと。明日は俺の下で働いてもらう派遣さんがくることになっている。俺が作業指示しないと。俺がだよ。この俺が面接して採用した。人生で初めて面接をする立場になった。2人のうち1人は学歴も経歴もりっぱな即戦力、もう1人は経験は浅いが若さとやる気を精一杯に俺にアピールしてた。そして俺は1人目を選んだ。自分が楽したいから。そうなんよ、2人目の子はまるで昔の俺なんよ。若さぐらいしか取り柄のない自信もなくてよわっちいかつての俺。正直、彼とはうまがあうだろうとおもった。ほんとくだらねぇなとおもう。小さくまとまったつまらん大人になってしまったもんだよ。なんかしらんがいろいろなアレをあきらめて音楽聴きながら寝た。