教習所での思い出

19歳、大阪にいた頃の話。
場所は大阪、外環状線。仮免の試験の際、右折時に右ウィンカーを出しながら、なぜかそのまま直進してしまい、あげくの果てに道に迷い、巨人阪神の巨人師匠のような教官(以下:巨人師匠)から「君。もう終了や」と言われて試験を強制終了させられた。
失意の胸のうちに教習所に帰ってみると、原付に乗った矢野兵動の兵動みたいな顔の茶髪のにーちゃん(以下:兵動)が何やらワーワー叫んでて、何?何?と思って話を聞いてみると
どうも俺が運転してた教習車と兵動の原付が接触したらしく「ウィンカーだしながら直進てどぅゆぅことやねん!」と横山やすしのごとく指を立ててまくしたてていた。
俺は動揺し固まって何もいえなかったが、巨人師匠が「そやったら警察行って話しましょか」と一言。俺と巨人師匠と兵動で一緒に警察へ。
交通課に行って車と原付の接触箇所を検証してもらう。結果、接触の確認がされる。トゥナイトのしずかのような顔の婦警さんが「あとは両者で話し合ってください」とのこと。
で話し合いになったのだが、そこはさすが巨人師匠。ドスの効いた声で「うちの車も傷ついとんねん。そっちがバイクの修理代払えゆうんやったら、ウチの車の修理代も払え」と兵動を一蹴。警察にいる間、もちろん俺は一言も言葉を発せずにいましたよ。
そんなわけでこの一件は教習所側の責任もあるので(ないけど)試験代がチャラになって、俺は次の試験でしっかり合格しましたとさ。ちゃんちゃん♪
余談。免許をとった3日後。東京にいる彼女を追いかけて家をでた。そのまま大阪に帰らず関東に住みつき、その彼女が今の奥さんであるのだが・・・・それはまた別の話。以上、森本レオでした。