電車の中で倒れるひと


今日の朝、電車の中で、
若い女の人が勢いよく倒れた。
貧血か何かかな。
「大丈夫です。大丈夫です」
と言って次の駅を降りた瞬間。
また、勢いよく倒れた。

ぼくは遠目から見てただけだけど、
周りのおっちゃんやらおばちゃんが
フォローしてたようだ。
ちょっとどきどきしたな。

そういえば、小学生の時、
朝礼でかならず気分が悪くなる子がいたな。

朝礼の時、こんなことがあった。
ぼくは背が小さいからいつも列の前のほうにいて。
その日は全員、体育座りで校長先生の話を聞いてる時、
気分悪くなった子が後ろのほうから列の横を通って、
歩いてきたとき、タイミングよくぼくの横でゲロを吐き、
ぼくの着ていたトレーナーにそのゲロが
見事にかかってしまったのだ。
すごい臭かったし、嫌だったけど、まぁしょうがないなと思って、
その日は、トレーナは脱いで過ごした。

しかし、なんと、ちょっと自分でも驚きなんだけど。
次の日も、ぼくはそのゲロのかかったトレーナーを着て
学校へ来てしまったのである。

当然、それに気づいたクラスの友達に
「うわ、お前それ昨日ゲロかかった服やん」
「えぇ、きもちわる、くっさ〜」
「ちょ〜近寄んなや〜」
と言われ
(この時点で初めて自分がゲロトレーナを着てることに気づく)

ぼくはその日一日ゲロ扱いされ、
幼く純粋なぼくは深く深く傷ついたのである。

はたして、なぜ、あの時ぼくはゲロトレーナを着ていったのか?
これは自分でもよくわからない。 おぼえてない。
その当時は2,3日ぐらい同じ服を着ていくのが
普通だったような気もするが。。
それとも、かなりアホな子だったか、
もしくはアホな家の子だったか。

わからん、じつにわからん。