わからない

テレビで茂木健一郎が言ってたけど、忘れてる何かを思い出そうとしている状態。というのは脳みそにとっては良いことらしい。
社会人になるとたまに「わからない」ことや「たまたまおきてしまった」ことについて理由や説明をしなければいけないことがある。それはとてもめんどくさいし、無駄で下らなくて、ほっぽりだしたくなるんだけど「わからない」や「たまたまなんです」という答えは、とにかくダメで、しかたないから、答えらしき言葉(言い方)をひねりだす為にけっこう脳みそを使う。脳みそ的には良いことらしいけど、できればそんなことに脳みそは使いたくない。
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子供が生まれて言葉を覚え始めると子供は親に質問ばかりしてくる。答えられるものもあるし、答えられないものもある。信号の「赤は止まれ」で「青は進め」を覚えた娘は「なんで赤は止まれなの?」と聞いてくる。ぼくは「わからない」と答える。なんで赤は止まれなんだろう?赤が進めでもよかったかもしれない、赤でなくてオレンジでもいいかもしれない、とぼくは思う。でも昔から「赤は止まれ」で「青は進め」と決まってるのだ。
さらに、子供は「もしこの赤信号を渡らなければ大事な人が死んでしまうとしたら、赤信号を渡らないことと、大事な人の為に信号無視することは、どちらが正しいの?」と聞いてくる。
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ぼくの娘は2歳で、もちろん上記のようなかわいげのない質問はしない。なにが正しいかなんて本当によくわからないので、そんな質問をされても困るんだけど、大人は子供のいる前では赤信号を渡るのはやめといたほうがいいとは思う。だって子供が真似したら危ないやん。
んで、結局ぼくは何が言いたかったんだろな。それが一番わからない。