自転車を買い換えた

「たまにしか家事しないくせに、トイレの便座カバーの取り付けだけはすぐやるね」と嫁に言われた。どうも、んぼ犬です。だって、お尻冷たいの嫌ややもん。

自転車を買い換えた。
20歳ぐらい時に買った電動自転車。八王子の小高い丘に上にあるボロアパートに移り住んだ時、最初に思ったこと「駅からの坂きっついなー」原付バイクでもよかったけど、自転車のほうが身軽だろうと思った。そこでひらめいた。電動自転車を買おう。当時で7万ぐらいした(原付買えるし)初めて電動でチャリンコこいだときは感動した。坂でもスイスイー。快適。必死こいで坂でチャリンコこいでるおじいさんを尻目に俺だけスイスイー。軽く罪悪感とすごい優越感。坂で2人乗りでも全然大丈夫。彼女(今嫁)ともよく2人乗りした。でもしばらくして気づいた。電気ないとめっちゃ重い。充電バッテリー、これがかなり重い。バッテリーを外しても、普通のチャリよりは全然重い。毎日、通勤で使ったら充電は1週間で切れる。充電を忘れたりすると坂で地獄のトレーニングとなる。夏なんかはスーツが汗でびっしょり。次第にメリットよりデメリットのほうが大きくなった。

それから、結婚、今の土地に移った。その電動チャリは捨てずに持っていった。だって7万もしたし。その頃は充電は使わなくなっていた。面倒くさいし、バッテリーが重くて持ち運びもしんどい。バッテリーを外したら、なんとか使えた。坂はきつかった。(電動使えよ)まったく本末転倒。それでも毎日、自宅から駅までに使っていた。最近になってタイヤのパンク、空気漏れが頻繁におこるようになった。あちこち痛みもひどくなった。それよりもこんな重いチャリンコはもう嫌だ。先日、軽くて3段ギアの新チャリを購入。3万。電動チャリは千円で引き取ってもらった。20から27歳という俺の青春のど真ん中を共に歩んだ電動チャリ。長い間ありがとう。今のチャリは軽い。相当軽い。毎日の通勤でその新チャリに乗るのが1日の最大の楽しみだ。それを嫁に言うと「寂しい人生だね」と言われた。おわり。